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不安障害に対するセラピューティックタッチ

Contraer todo Desplegar todo

アブストラクト

背景

不安障害は、今日の社会で多く見られる。不安障害に補完療法を用いる手法に地域社会から関心が寄せられている。本レビューでは、不安障害の治療に対するセラピューティックタッチの使用を裏づける現在利用可能なエビデンスについて検討した。

目的

不安障害に対するセラピューティックタッチの有効性および有害作用について検討すること。

検索戦略

Cochrane Collaboration Depression、Anxiety and Neurosis Controlled Trials Registers(CCDANCTR‐StudiesおよびCCDANCTR‐References)(検索日2006年1月13日)、Controlled Trials websiteおよびDissertation Abstracts Internationalを検索した。検索した論文の引用文献の一覧表も検索し、この領域の専門家に連絡を取った。

選択基準

組み入れ基準には、セラピューティックタッチの実治療と偽(模倣)治療、薬物療法、心理学的治療、その他の治療または無治療/待機リストとを比較した、すべての発表済みおよび未発表のランダム化および準ランダム化比較試験を含めた。参加者には、精神障害の診断と統計マニュアル(DSM‐IV)、国際疾病分類(ICD‐10)、確証された診断用文書、またはその他の確証された臨床医または自己申告文書によって定義される不安障害の成人を含めた。

データ収集と分析

2名のレビュー著者がそれぞれ組み入れ基準を適用した。適格基準の決定に関する情報が論文に不足している場合は、試験実施者に追加情報を求めた。

主な結果

不安障害に対するセラピューティックタッチのランダム化および準ランダム化比較試験は同定されなかった。

著者の結論

この集団における不安障害の高発生率およびセラピューティックタッチに関する現在のエビデンスの不足を考慮すると、不安障害に対するセラピューティックタッチの有効性を検討するためには適切に実施されたランダム化比較試験が必要である。

一般語訳

不安障害に対するセラピューティックタッチ

不安障害は、一般の人々に多くみられ、生活の質に大きな影響を及ぼす。本レビューの目的は、不安障害に対するセラピューティックタッチの有効性を評価することである。しかし、不安障害に対するセラピューティックタッチの有効性を検討したランダム化比較試験は同定されておらず、このトピックに関する質の高いランダム化比較試験の必要性を強調している。